埼玉県さいたま市大宮区 | 許可・経審・入札の専門事務所

CLA川﨑行政書士事務所

【経審】完成工事の積み上げとは

CLA建設という会社が土木一式工事、とび・土工・コンクリート工事、舗装工事の3業種の許可を受けていたとします。

この業者が経審を受けようとする場合、3業種それぞれで経審を受けることも可能ですが、とび・土工・コンクリート工事、舗装工事の完成工事高を土木一式工事の完成工事高の実績へ加え、経審を受審することができます。

※これを業種間積み上げ (振替) といいます。

例えば、実際の工事実績としては、舗装工事が多いが、入札希望の工事が、発注元から土木一式工事として発注される場合、そのまま土木一式工事の実績で経審を受けると格付けが下がり、受注に結び付かない可能性があります。

そのような場合、舗装工事やとび・土工・コンクリート工事の実績を土木一式工事へ積み上げることで、格付けが上がる可能性があり、受注の可能性も高めることができます。

※舗装工事、とび・土工・コンクリート工事はどちらも土木一式工事へ積み上げ可能ですが、どの工事の積み上げを行うかは申請者が選べます。

舗装工事のみを積み上げ、とび・土工・コンクリート工事は積み上げないことも可能です。

業種間積み上げを行う場合には以下の点に注意が必要です。

積み上げ先、積み上げを行う工事のどちらにおいても建設業許可を受けていること。

積み上げを行う業種については経審を申請できない=入札に参加できない。

積み上げを行う業種についても、工事経歴書や裏付け資料(契約書等)が求められる。

審査対象事業年度において積み上げを行った場合は、前審査対象事業年度(3年平均を選択した場合は、前々審査対象事業年度も)の実績においても、積み上げを行う

つまり、CLA建設の例で言えば、土木一式工事の点数があがる一方、舗装工事、とび・土工・コンクリート工事については、経審を受けることができず、入札に参加できません。

また今年度は土木一式工事の実績が悪かったので積み上げを行うが、昨年の実績は積み上げない、といった選択はできません。

※発注者によっては、積み上げ先の業種で経審を受けたとみなさず、入札に参加できないこともあるので、積み上げた結果、かえって不利になってしまうことがないよう、発注者が業種間積み上げを認めているかの確認は必ず行いましょう。

業種間積み上げには、上記のような専門工事の実績を一式工事へ積み上げる場合と、関連性のある専門工事間で積み上げを行う場合があります。

(電気工事⇔電気通信、管⇔水道施設etc)

詳細はこちらをご確認ください。

https://www.pref.saitama.lg.jp/a1002/documents/keishintebiki010606.pdf

(埼玉県経審手引き P24)

積み上げを行った方がよいのか、については、発注者の傾向を踏まえ、自社の方針を定めた上で考えていく必要があります。

弊所では、お客様のご要望をヒアリングし、様々な条件でシュミレーションを行い、ご提案をさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。

更新・新着一覧へ戻る