【さいたま市】入札へのワンステップ、小規模修繕業者登録
入札参加資格申請はむずかしい?
建設工事の入札に参加するためには、入札参加資格申請を行い、格付を受ける必要がありますが、そのためには、経営事項審査を受ける必要があります。
経営事項審査を受けるにあたっては、たくさんの書類を揃え、格付けのためのシミュレーションを行うなど、入札に参加するまでには、数多くのステップを踏まなければならないのです。
「入札に参加し、公共工事を受注したい」と考えていても、書類や手間の多さに、断念される方もいるのではないでしょうか。
小規模修繕業者登録とは?
入札と別に、自治体が発注する小規模な修繕等の契約について、各自治体の事業者を対象に契約希望者を登録する制度があります。
発注金額の上限や要件は、各自治体によって異なりますが、さいたま市の場合は、
「さいたま市が発注する、内容が軽易で、かつ履行の確保が容易な100万円以下の小規模な修繕(施設修繕・その他修繕・物品修繕)の契約について、市内事業者を対象に契約希望者を登録」するものとなります。
登録業務は、施設修繕、その他修繕及び物品修繕の3区分に分類されています。
また、施設修繕については、大工、内装、屋根、畳、ふすま・障子、ガラス、給排水設備、給湯設備、トイレ、サッシ・カーテン、空調設備、ガス管配管設備、厨房設備、電気設備、ドア・シャッター、塗装、防犯設備、外溝・フェンスの18業務に細分化されています。
この18業務とその他修繕、物品修繕の全20業務から5業務まで登録できます。
対象となる要件はいくつかありますが、
・さいたま市競争入札参加資格者名簿に登録していないこと
・さいたま市内に主たる営業所があること
(個人事業主の場合は、さいたま市に住民登録があること)
がポイントです。
また申請はオンラインや郵送ではなく、窓口での受付になります。
その他の要件等、さいたま市の制度詳細についてはこちらをご確認ください。
具体的な契約内容は?
さいたま市ホームページにて、平成30年度の契約一覧が公表されていますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
公共工事と民間工事では、契約の取り交わしや、工事の進め方など、勝手が違う部分も多々あるかと思います。
まずは、公共工事の雰囲気を知りたい、公共工事の契約をしてみたい、という方は、 小規模修繕業者登録を行うのも良いかもしれません。
必要書類を揃え申請をする必要はありますが、経審から入札参加資格申請の一連の手続きに比べると必要書類も少なくなっていますので、自治体の手続きに慣れるといった面でもプラスになるのではないでしょうか。
「いますぐ経審を受けることは難しいが、将来的に入札に参加したい」
「入札に参加したいが、なにをすればいいのかわからない」
という方はぜひご相談ください。
現状のヒアリング、将来のプラン設計をお手伝いさせていただきます。