【許可・経審】JCIPの機能改善
●最近のJCIPの機能改善
令和5年1月からスタートしたJCIP( 国土交通省建設業許可・経営事項審査電子申請システム )ですが、運用から約1年が経過し、スタート時から機能等も改善されてきました。
主な改善点
・申請ボタンが本人申請用の仕様で、代理申請方法がわかりづらかった
→行政書士が代理申請する際の「代理申請」ボタンが追加されました
・JCIPからの通知メールがすべて同じタイトルで内容がわからなかった
→通知メールに「確認済」や「補正中」など申請状態が表示されるようになりました
・作成中のデータが申請一覧の末尾に表示されるため、探しにくい
→最新のデータが一番上位に表示、その下に時系列に並ぶよう改修されました
・申請者側から審査窓口へ伝えたいことがある場合は、内容を記載したメモをPDFで添付したり、電話をする必要があった
→申請時に通知欄にコメントを入力できるようになりました。また決算変更届の際に、経審受審有無や受審時期を入力できるように改修されました
・添付書類をアップロードするとデータのタイトルが自動で変更され、何の書類かわからなくなってしまう(確認書類01_01など)
→「納税証明書」などアップロード後も書類名が表示されるようになりました
●JCIP申請の最大のメリットはスピード感
JCIP申請の最大のメリットは、やはり申請窓口に出向くことなく、
いつでも申請が可能なこと、そのスピード感にあります。
特に、埼玉県や東京都では、経審の予約が不要になり、書類が揃った時点でいつでも申請することができます。
これまで書類が揃っても、予約が埋まっている為に申請日までタイムラグが生じてしまう・・・といった問題がありましたが、JCIPではこの点を気にする必要がなくなります。
また下記は埼玉県の「電子申請システム(JCIP)による 経営事項審査申請のご案内 」のページからの引用ですが、
keisin-denshi0602.pdf (saitama.lg.jp)
電子申請システム(JCIP)による経営事項審査申請のご案内 (令和6年2月8日)
「経営事項審査の結果通知書の発送について、郵送申請の場合、申請受付から発送まで 約12営業日を要していました。電子申請の場合は、手数料の納付が確認できてから発送までの期間は、約7営業日となります。 ただし、申請状況によっては通知書の発行が前後することもありますので、予めご了承ください。 」
結果通知書の発行までの時間が短縮されることは申請者にとって大きなメリットになります。
弊所では、今年からJCIPを活用した申請を今まで以上に行っていきます。
(申請にあたっては、申請者様の意思を十分確認した上で、電子申請か書面申請かを判断してきます。)
JCIPでの電子申請をお考えの方はぜひご相談ください。