埼玉県行政書士会建設環境部長としての仕事
弊社代表の川崎は、本年（令和5年）6月より、埼玉県行政書士会建設環境部の部長を拝命し、
それからまだ2か月足らずしか経っていませんが、精力的に活動をしております。
今日はその一端をご紹介させていただきます。
１．活動方針
特に、埼玉県行政書士会に所属する行政書士が、建設事業者さんのビジネスをサポートすることと、役所に対して質の高い申請をすることで行政手続の円滑化を推進すること、
この２つの目的を「官と民の架け橋」として果たすために、
①県庁建設管理課や関東地方整備局との積極的な意見交換を通した信頼関係の構築
②日行連や首都圏行政書士会建設環境部と連携を取った最新の法令・告示通達・事務取扱の研究
③会員の皆様に対する、実務に直結した情報提供と研修の企画
この3点を、部長としての活動方針に掲げ、結果を意識した行動を日々心掛けています。
２．①県庁建設管理課や関東地方整備局との積極的な意見交換を通した信頼関係の構築～役所との意見交換～
| 第1回 | 6月19日 |
①埼玉県建設管理課（許可・経審の取り扱い・JCIP） ②埼玉県化学保安課（電気工事業の取り扱い） |
| 第2回 | 6月29日 | ①埼玉県建設管理課（許可の取り扱い） |
| 第3回 | 7月13日 |
①埼玉県入札審査課（入札参加資格の電子化） ②産廃指導課（産廃許可の一部電子化） |
| 第4回 | 7月31日 | ①埼玉県建設管理課（許可・経審）との協議会 |
| 第5回 | 8月21日 （予定） |
①埼玉県建築安全課（宅建業免許の運用） ②埼玉県出納総務課（キャッシュレス収納について） |
| 第6回 | 8月29日 （予定） | ①国土交通省関東地方整備局（大臣許可・経審の取り扱い） |
| 第7回 | 8月30日 （予定） |
①全日本不動産協会埼玉県本部（協会加入申請電子化） ②埼玉県入札審査課（入札参加資格申請完全電子化） |
8月の分はこれからの「予定」ですが、上記の通り関係各署との意見交換を進めています。だいたい月１～2回のペースで埼玉県庁をはじめとする役所に通い、建設業、産廃業、宅建業等の申請事務に関し意見交換をしています。申請代理人側の「現場の声」をしっかり届けること、役所側が伝えたいこと、申請者側でよく補正になってしまう事例等を共有して、埼玉県行政書士会会員に迅速・正確に周知することを目的とし、申請者側（代理人含む）・審査側の双方が信頼し合って真の手続円滑化を図る目的で活動しています。
３．②日行連や首都圏行政書士会建設環境部と連携を取った最新の法令・告示通達・事務取扱の研究～対外研究・交渉～
弊社代表は、日本行政書士会連合会許認可業務部建設環境部門の部員も拝命しており、中央省庁（特に国土交通省本省）と日行連の動きもダイレクトに関与しています。また首都圏の単位会（東京都行政書士会、神奈川県行政書士会、千葉県行政書士会）の建設環境部とも密接に連携を取り、各都県の取り扱いの違いについても首都圏会議という形で、意見交換をします。
そしてこれらの情報を埼玉会に所属する行政書士会員に迅速・正確に周知することで質の高い申請を埼玉県全体で行えるような取り組みをしております。
４．③行政書士会員に対する、実務に直結した情報提供と研修の企画～対内研修～
上記に関連しますが、申請実務に直結した、そして建設事業者さん目線の研修等を企画・実行しております。今年度は9月にＪＣＩＰ（建設業許可・経営事項審査電子申請システム）研修、11月に電気工事業研修を企画しています。
行政書士会員全体のレベルアップと、質の高い申請増加を目指して、手続の円滑化・建設事業者さんのビジネスチャンス拡大を目指します。
これらは、行政書士会としての業務「会務」と言われているものであり、弊社の業務とは直接的には全く関わりないものです。また、「会務」はビジネスではありませんので収益度外視です。
なぜ、こんなことをやっているのか、と言われることがありますが、代表は、自分だけが、自分の事務所だけがという気持ちで仕事をすると、業界全体の底上げにはならず、業界や役所の信頼が得られないと、巡り巡って自分のところにも返ってきてしまうこと、建設事業者さんや役所の利益を考えたあとに自分の利益を考えるべしということ、行政書士全体が真に建設事業者さんや役所の皆様に信頼される存在になってほしい、ということを原動力に活動しております。
また、建設環境部長をやることで、弊社の申請は今まで以上に迅速に・正確に・法を意識して行わなければならないという意識が生まれています。普段あまり口には出さないことではありますが、このような意識で1件1件仕事に取り組んでいることをご理解いただけましたら幸いです。