【入札】建設工事以外の入札・・・物品・業務委託にも入札参加してみましょう!
皆様こんにちは。
今日は、建設工事以外の入札・・・「物品」「業務委託」の入札について説明したいと思います。
・建設工事をやりながら売上をもっと伸ばしていきたい方
・建設工事の入札は経審等あってハードルが高いと感じている方
・物品・業務委託を頑張って、建設工事の方にも好影響を与えたい方
にお役に立てるかと思います。
●1.物品・業務委託とは?
良く、入札の現場では、「工事入札」とか「物品入札」とか「業務委託」ということばが飛び交います。
工事入札は、こちらでもよく説明していますので想像がつくと思いますが、物品・業務委託とはなんでしょう。
物品や業務委託の入札というのは、「建設工事以外の役所から直接受託する案件の入札」と言います。
例えば、役所で使うPCを納入するとか(物品の納入)、学校給食の運送であるとか(業務委託)、公共施設の敷地内にある木の剪定作業(業務委託)とか建設工事以外で、役所が代わりにやってほしいこと全てが対象になり、各役所によって、「物品の入札」といったり、「業務委託の入札」といったりするのです。
例えば、埼玉県は「物品競争入札」と言いますが、埼玉県の該当業種一覧はこちらです。
※https://www.pref.saitama.lg.jp/a0212/nyushinbuppintop/shinki.html#ikkatu から抜粋
7dcb99b456d0add19b2ee6917b6f9774ちなみに、さいたま市は「業務委託競争入札」と言いますが、さいたま市の該当業種一覧はこちらです。
※ 「令和3・4年度さいたま市競争入札参加資格審査業務委託申請の手引」より抜粋
3e87c2b12ff93261e936d0ebf2d60d1eいかがでしょうか。たくさんあることが分かると思いますし、これを見て、「あ、うちもやってみると面白いかも!?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
建設事業者さんも、建設工事の入札(経審つき)をやりながら、もちろん物品・業務委託の入札に参加することもできます。
例えば、
・管工事業者さんであれば、配管清掃業務や漏水調査業務
・電気工事業者さんであれば、電気設備点検業務や電気製品納入
・造園業者さんであれば、建物管理(学校の校庭剪定等)
こんな感じで建設工事とも密接に関わっているのです。
※ただし、建設業者の場合、これら物品・業務委託の売上は「兼業売上」に振り分ける必要があり、経審との整合性が必要になってきます。
●2.いつ申請するの?
令和5・6年度の定期受付が発表されました。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0212/buppin0506/teiki0506.html#sousinnhouhou
こちらは、埼玉県をはじめとして、県内の市町村で23箇所がこの共同受付に名乗りを上げています。
【県】埼玉県
【市】上尾市、北本市、行田市、久喜市、熊谷市、越谷市、坂戸市、狭山市、
白岡市、蓮田市、東松山市、深谷市、富士見市、ふじみ野市、三郷市
【町】伊奈町、小鹿野町、鳩山町、美里町、三芳町、毛呂山町、吉見町、寄居町
この23箇所には、さいたま市を始め、参加していない自治体もあります。
それらの自治体に参加したい場合は、この共同受付ではなく各自治体に個別に提出することになります。
例えば、さいたま市の業務委託入札参加資格申請は、ご覧の通り今日(7/14)現在出ていませんが、例年から予測すると、10月に受付がなされます。
https://www.city.saitama.jp/005/001/017/011/005/p083241.html
物品・業務委託の入札は
・建設工事の入札に行き詰まったときの、経営視点を変えたり、経営視野を広げることができる
・建設工事の入札にも好影響を与えることができる
・売上の柱の一つになりやすい
・経営事項審査が不要なので、比較的簡単に挑戦することができる
というメリットがあります。
ここに記載の業種を見て、検討してみてはいかがでしょうか。