【ご案内】建退共掛け金の値上げとCCUSレベル判定システムのワンストップ化
●建退共の掛金日額が値上げへ
令和3年10月1日から、建退共(建設業退職金共済制度)の掛金日額が、
現在の310円から320円へ値上げ、
また、予定運用利回りが3.0%から1.3%へ引き下げられます。
詳細は建退共のホームページよりご確認ください。
https://kentaikyo.taisyokukin.go.jp/
●CCUS「レベル判定システム」が、一本化へ
建設キャリアアップシステムで技能者を登録した場合、
まずレベル1のホワイト(初級技能者)からスタートし、
レベル2はブルー(中堅技能者)
レベル3はシルバー(職長)
レベル4はゴールド(高度なマネジメント能力を有する者)
とレベルに合わせてカードの色が変わっていきます。
ただ、登録した後に履歴や資格をシステムに蓄積しても、自動的にレベルアップするわけではなく、建設キャリアアップシステムとは別に、「レベル判定システム」で別途申請手続が必要でした。
また、建設キャリアアップシステムと別システムになっている為、建設キャリアアップシステムで資格の変更等が完了していないと、レベルアップしたカードの発行が出来ない、建設キャリアアップシステムとレベル判定システムで情報の相違があると判定が正しく行えない、それぞれのシステム毎にIDを取得し、申請手続が必要・・・
なども連動制に問題がありました。
そのような負担を解消するために、建設キャリアアップシステム内でレベル判定も完結できるような運用変更を行うことが、発表されました。
2e9b3e1f021bc38b84a76d2dcbd42451https://www.mlit.go.jp/common/001405635.pdf
※国土交通省資料「 レベル判定の利便性向上に向けた対応 」より
一本化で手続が行えることはメリットだと思うのですが、かなり急な運用変更なので、現在レベル判定システムを行っている、行おうとしている方は充分に注意してください。
★現在のレベル判定システムは令和3年6月16日に運用停止
(判定受付は6月15日が最終)
★当面の間は、各能力評価実施団体による判定受付に運用変更の方向
※ただし、詳細は未定。7月以降の運用については今後発表予定。
今回の運用変更には、経審のW10の新設で、レベル判定システムの需要が高まったことも影響しているかもしれません。
システムの改修等も必要だと思いますので、建設キャリアアップシステムで実際ワンストップでレベル判定まで可能になる時期については、まだ未定です。
またその場合、どのような手続が必要になるのかもまだ発表されていませんので、今後発表される情報に注意していきましょう。
建設キャリアアップシステムへの登録がまだ、という方は、
弊所でも承っていますので、ご相談ください。