さいたま市の令和3・4年度の建設工事競争入札参加資格審査に関する発注者別評価項目が発表されました。
https://www.city.saitama.jp/005/001/017/001/p071382_d/fil/34kensetsukoujihyouka.pdf
●さいたま市の資格審査数値は?
客観点・・・経営事項審査の総合評定値
主観点・・・さいたま市の発注者別評価項目の評点
客観点と主観点の合計が「資格審査数値」となります。
●さいたま市に本店を有する場合のメリット
さいたま市内に本店を有する=市内に主たる営業所がある場合、
地域加算として20点の加算を得られます。
また主観点の評価項目のうち、以下の7つの評点は市内事業者のみが対象です。
7.女性技術者又は若手技術者の雇用
8.CPDS/CPDの取組み状況
9.障害者雇用
11.子育て支援
12.女性の活躍躍進
13.消防団協力事業所
14.協力雇用主
●格付の等級
資格審査数値と技術者数により、格付の等級が決められます。
※参考 平成31・32年度の等級区分基準
https://www.city.saitama.jp/005/001/017/009/007/p002294_d/fil/3132koujitoukyuu.pdf
747045d10e4a4bfe9d1d2a1c446d4fbc令和3・4年度の各等級の基準となる数値は、
資格審査終了後に登録者のバランスを考慮して決定されます。
ケースA
市内事業者で土木工事業、P点760点、1級技術者5名の場合
客観点・・・760点
主観点・・・50点(市内事業者20点、災害時復旧協定30点)
⇒資格審査数値は「810点」
★格付は「A」等級
ケースB
市内事業者で電気工事業、P点740点、1級技術者2名
客観点・・・740点
主観点・・・50点(市内事業者20点、工事成績20点、若手技術者の雇用10点)
⇒資格審査数値は「790点」
★格付は「B」等級
●等級と発注金額の関係
等級が上がると契約できる工事の金額もぐっと上がります。
しかし、A等級は800点~999点までの幅があるので、
例えばケースAの場合、A等級の中での順位は低くなり、ライバルが多くなる可能性もあります。
またケースBの場合、A等級には届かないので、契約できる金額は低くなりますが、B等級の中では、上位に位置するので、受注が決まりやすい可能性もあります。
等級と建設工事の発注基準はこちらをご参照ください。
https://www.city.saitama.jp/005/001/017/011/001/p002585_d/fil/kouji_hattyu.pdf
どんな規模の工事を受注したいのか、そのためにはどの等級を目指すのか、いまの等級からランクアップできるのか、お悩みの方はぜひご相談ください。