【埼玉県入札情報】埼玉県の令和7・8年度格付主観点概要が出ました!
●埼玉県の令和7・8年度入札(建設工事)の格付方針が出ました
埼玉県の入札参加資格審査申請(建設工事)における、格付の主観点について、格付方針が発表されました。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0212/pref-nyushin/index.html#kakuduke
(令和7・8年度の建設工事に係る入札参加資格審査の格付方針)
022813ee883fa032c58f54b7ff8e68bd●埼玉県入札参加資格審査( 建設工事 )の格付の仕組み
入札参加資格の格付等級は客観点と主観点の合計で決まります。
客観点とは、経営事項審査の結果通知書のP点です。
主観点とは、埼玉県独自の評価項目です。
※主観点は、県内業者(建設業法上の主たる営業所が埼玉県内にある業者)のみに加点されます。県外業者は経審のP点のみで主観点の加点はありません。
● 令和7・8年度の審査項目と主な変更点
では、令和7・8年度、どんな審査項目があるのか、令和5・6年度との違いはなにか見ていきましょう。
まず、変わった点です。
★技術者(上限100点)
審査基準日現在の経営事項審査における技術職員数により加点されます。
令和5・6年度は1級技術者1人あたり5点、2級技術者1人あたり2点で、監理技術者補佐、登録基幹技能者は加点対象になっていませんでした。
→令和7・8年度からは、下記のように変更になります。
1級技術者1人あたり5点、
監理技術者補佐1人あたり4点、
登録基幹技能者1人あたり3点、
2級技術者1人あたり2点
これまで、経審で2級技術者よりも高い加点がされる監理技術者補佐が、格付において加点対象にもならないといった矛盾があり、埼玉県行政書士会としても見直しを要望していましたが、この点が解消されました。
★パートナーシップ構築宣言の登録(5点)
令和7・8年度から新たに追加されました。
パートナーシップ構築宣言の詳細は下記をご覧ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0801/yokuarusitumon.html
★就労環境の改善項目
週休2日モデル工事の受注成績の項目が削除され、
ICT活用工事(10点)、工事情報共有システム(ASP方式)活用工事(10点)による評価項目が追加されました。
また4週8休の取組の項目点が20点から10点に変更されました。
下記の項目は令和5・6年度と変更ありません。
※各項目の詳細は、格付方針をご確認ください。
★令和4・5年度の件は注工事の工事成績平均点(評点に応じて30~130点)
★優秀工事表彰(20~上限80点)
★ISO9001認証(10点)
★建設機械保有(1台当たり10点、上限20点)
★労働災害防止(10点)
★交通法令遵守(10点)
★不当要求防止責任者の選任・講習受講(10点)
★SDGsへの取組(5点)
★県との防災協定締結・・・20点
★県からの要請による災害防止活動・・・1回につき10点(上限30点)
★国または埼玉県内市町村からの要請による県内災害防止活動・・・10点
★ISO14001、埼玉県エコアップ認証制度またはエコアクション21(10点)
★女性活躍・子育て推進(女性技術職員の雇用など項目に応じて上限30点)
★インターンシップ受入(10点)
★若手技術職員の新規・継続雇用(1人につき10点、上限20点)
★CCUS事業者登録(10点)
★障害者雇用(10点)
★県機関でのボランティア活動(10点)
★消防団協力事業所(10点)
★さいたま保護観察協力雇用主(10点)
主観点は、埼玉県内本店業者のみに加点される為、上手に活用することで格付等級の維持や等級アップが期待できます。
取りこぼしているものがないか、今から取り組めるものがないか、今一度振り返ってみるといいかもしれません。
●令和7・8年度の埼玉県入札参加資格申請受付期間
埼玉県電子入札共同受付システムにて受付します。
※今年から申請方法が完全電子化になります!
建設工事の受付期間は下記をご覧ください。
★新規申請 受付期間
令和6年8月26日(月曜日)〜9月13日(金曜日)まで
★更新申請 受付期間
令和6年9月17日(火曜日)〜11月8日(金曜日)まで
※更新申請で建設工事のみを申請する場合は、
令和6年9月17日(火曜日)〜11月22日(金曜日)まで
弊所では、埼玉県の入札参加申請以外にも、北海道から沖縄まで、全国の入札参加資格申請に対応しています。入札参加資格申請をお考えの方は、ぜひご相談ください。