●令和5年1月10日より建設業許可・経営事項審査電子申請システムがスタート
現在、建設業許可、経営事項審査の申請は、書面での申請のみとなっていますが、
国土交通省は、令和5年1月から
「建設業許可・経営事項審査電子申請システム」
通称JCIP(ジェイシップ:Japan Construction Industry electronic application Portal)
を運用開始し、いよいよ電子申請の受付がスタートします。
(国土交通省建設業許可・経営事項審査電子申請システム(JCIP:Japan Construction Industry electronic application Portal))
91971f82b91c2541f83dfca9ddc6ea1dシステムの概要はこちら
efedaebaa18390a28b32e985a7d2d5c6これにより、建設業許可の手続では、
許可申請(新規許可、許可換え、般特新規、業種追加、更新)
変更届、廃業届、決算報告
許可通知書の電子送付※
経営事項審査の手続では、
経営事項審査申請
再審査申請
結果通知書等の電子送付※
※は行政庁によって取扱いが異なります。
これらの手続が、電子申請にて行えるようになります。
また、法務省の登記事項証明書データや、技術検定合格証明書データとのバックヤード連携や、納税情報データの取込により、添付書類が一部簡素化されることも発表されています。
●JCIPでの手続にはGビズIDアカウントが必須
JCIP( 建設業許可・経営事項審査電子申請システム )のシステムにログインするためには、GビズIDアカウントが必要になります。
※GビズIDとは・・・
デジタル庁が提供する認証サービスで様々な行政サービスで使用できます。
こちらは本人申請で手続する場合だけでなく、行政書士に委任して手続する場合にも、申請者(建設業者)でGビズID取得が必要になります。
また代理申請を行う行政書士も、別途自身のGビズID取得が必要です。
★GビズIDには、いくつか種類がありますが、JCIPではGビズIDプライムのアカウントを取得してください。GビズIDエントリーでは使用できませんのでご注意ください。
また、GビズIDの発行は即日ではなく、印鑑証明書等を送付するなどの審査がある為、これからGビズIDを取得される場合には、注意してください。
GビズIDの取得に関しては、下記からご確認ください。
●JCIPの詳しい操作方法は?
12月に国土交通省HPにて「申請者マニュアル」が公開予定です。
また、現時点では、YouTubeにてシステム説明動画が公開されていますので、気になる方はご覧になってみてください。
★ 建設業許可・経営事項審査電子申請システム 申請者向け【基本編】
https://youtu.be/K9hfkcJOuoc
★建設業許可・経営事項審査電子申請システム 申請者向け【操作編】
https://youtu.be/oRipaKjtC7M
★建設業許可・経営事項審査電子申請システム 申請者向け【代理申請編】
https://youtu.be/vuT4T6HTTes
運用開始まで残り1ヶ月ほどですが、まだまだ、実際にどう運用されていくのか不明な部分もあります。今後発表される情報に注目していきたいと思います。