【建設キャリアアップシステム】2つの能力評価基準が新たに追加されました
●令和4年4月から「ウレタン断熱技能者」、「発破・破砕技能者」が追加に
令和4年4月より、能力評価基準に2分野が追加され、
全部で37分野となりました。
新しく加わったのは、「ウレタン断熱技能者」と「発破・破砕技能者」です。
●ウレタン断熱技能者の能力評価基準
★職種
ウレタン断熱技能者としてレベルを上げるためには、建設キャリアアップシステムで下記の職種を登録している必要があります。
対象となるのは、47保温工のうち、02熱絶縁工です。
※数字はCCUSの職種コード
レベルアップの対象になるのは、この職種に紐づいた就業履歴です。
★レベル1
建設キャリアアップシステムに技能者登録され、レベル2~4の判定を受けていない技能者(登録後、何もされていない状態です)
★レベル2
システムで蓄積が必要な就業日数 :3年(645日)
システムに登録されている保有資格
2級熱絶縁施工技能士(吹付け硬質ウレタンフォーム断熱工事作業)、有機溶剤作業主任者(必須)
★レベル3
システムで蓄積が必要な就業日数 :7年(1505日)
職長・班長として登録された就業履歴:1年(215日)
システムに登録されている保有資格
・職長教育修了証、1級熱絶縁施工技能士(吹付け硬質ウレタンフォーム断熱工事作業)、日本ウレタン断熱協会品質管理責任者 (必須)
・レベル2の基準にある保有資格 (必須)
★レベル4
システムで蓄積が必要な就業日数 :10年(2150日)
職長・班長として登録された就業履歴: 3年(645日)
システムに登録されている保有資格
・登録ウレタン断熱基幹技能者、優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)、安全優良職長厚生労働大臣顕彰のいずれか
・レベル2、3の基準にある保有資格(必須)
8ca50b228e643f9775e35986c3db76b5●発破・破砕技能者の能力評価基準
★職種
発破・破砕技能者としてレベルを上げるためには、建設キャリアアップシステムで下記の職種を登録している必要があります。
対象となるのは、
01特殊作業員のうち、01特殊作業員
02普通作業員のうち、01普通作業員
14運転手(特殊)のうち01運転手(特殊)・建設機械運転工、06掘削機械運転工
18さく岩工のうち、01さく岩工
52その他(施工)のうち、26解体工、27解体工(コンクリート工作物)
※数字はCCUSの職種コード
レベルアップの対象になるのは、この職種に紐づいた就業履歴です。
★レベル1
建設キャリアアップシステムに技能者登録され、レベル2~4の判定を受けていない技能者(登録後、何もされていない状態です)
★レベル2
システムで蓄積が必要な就業日数 :3年(645日)
システムに登録されている保有資格
下図の表のレベル2に記載された資格のうち2つ以上
★レベル3
システムで蓄積が必要な就業日数 :7年(1505日)
職長・班長として登録された就業履歴:1年(215日)
システムに登録されている保有資格
・下図の表のレベル3に記載された資格のうち2つ以上
・職長・安全衛生責任者教育
・レベル2の基準の保有資格を満たすこと(必須)
★レベル4
システムで蓄積が必要な就業日数 :10年(2150日)
職長・班長として登録された就業履歴: 3年(645日)
システムに登録されている保有資格
・登録発破・破砕基幹技能者、優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)、1級建設機械施工技士、1級土木施工管理技士
・レベル2、3の基準にある保有資格を満たすこと(必須)
b5e2f4fe9d0397efe5ae320706e3e8c1ウレタン断熱技能者も、発破・破砕技能者も、かなり専門性の高い独自の技術が必要とされる職種です。
新しく能力評価基準が設定されたことで、これらの職種でもCCUS(建設キャリアアップシステム)でレベルアップを目指すことが可能になりました。
興味のある方はぜひ能力評価基準の確認とレベルアップ判定申請についてご確認ください。
各能力評価の申請については、下記より該当する実施団体のページをご確認ください。
※令和4年4月現在、発破・破砕技能者の窓口は準備中となっています。