【建設キャリアアップシステム】レベル判定手続が再開されました
●CCUS(建設キャリアアップシステム)、レベル判定手続きが9月1日より再開
一時手続が停止されていた能力評価(レベル判定)手続について、令和3年9月1日より再開されました。
建設技能者の能力評価制度とは?
建設キャリアップシステムに登録された保有資格や現場の就業履歴などを活用し、技能者一人ひとりの経験と技能を正しく評価する制度です。
現在35の職種に分かれており、職種ごとにレベル1~4までの能力評価基準が定められています。
レベル1はホワイト(初級技能者)
レベル2はブルー(中堅技能者)
レベル3はシルバー(職長)
レベル4はゴールド(高度なマネジメント能力を有する者)です。
技能者は建設キャリアアップシステムに登録するとホワイトのカードが発行されますが、レベル判定で認められると各レベルの色のカードを発行することができます。
建設キャリアアップシステムへ登録(ホワイト)
↓
保有資格や就業履歴をシステムで蓄積
↓
レベル判定の申請
↓
「能力評価(レベル判定)結果通知書」発行と新しいカード発行
といった流れになります。
技能者がレベルアップすると、技能者の正しい評価へつながるだけでなく、
経審(経営事項審査)でもメリットがあります。
例えばレベル3、4の技能者は、経審のZ点で加点対象となります。
また、現在のレベルから1以上レベルアップした場合、どのレベルに上がったかに関わらず経審のW点でも加点対象になります。
●今後の能力評価(レベル判定)手続きの窓口は?
★これまで★
建設キャリアアップシステムと、レベル判定システムは別々に運用。
建設キャリアアップシステムで登録後、希望する場合は、改めてレベル判定システム(全職種共通)へ申請が必要。
★今後★
最終的に建設キャリアアップシステムとレベル判定システムを統合しワンストップ化を目指す。
ワンストップ化が実現するまでは、しばらくの間、各能力評価実施団体が個々にレベル判定手続きを行うことになっています。今後は各職種によって、それぞれ手続きの窓口が異なるので注意してください。
( ★リンク先で各団体のURLをクリックすると、申込HPへつながります。 )
各団体によって、手続きの開始時期や、手続き方法(WEB、メール、郵送)などが異なりますので、希望している職種に応じて確認しましょう。
例えば、機械土工の職種の場合、能力評価実施団体は(一社)日本機械土工協会です。日本機械土工協会ではWEBによる申請が可能です。
ただ、現時点でまだ運用が決まっておらず準備中となっている能力評価実施団体も多く、運用が落ち着くまでしばらく時間がかかりそうです。
●まずはCCUS(建設キャリアアップシステム)の登録から
レベル判定を受けるためには、まずはCCUS(建設キャリアアップシステム)へ登録しなければなりません。また将来的にレベル判定を受けようと思っている場合、該当する職種や資格を正しく建設キャリアアップシステムへ登録しておく必要があります。
建設キャリアアップシステムの事業者登録や、技能者登録がまだお済でない場合は、まずは登録から始めましょう。
当事務所でも建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録代行を承っております。
登録の手続きに不安がある、忙しくてなかなか手続きが進められないといった方はぜひご相談ください。