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行政書士法人CLA

【経審】2021改正/W点 CPD取得状況

2021年4月より、経審のZ点、W点の改正が予定されています。

W点の改正


新たに「知識及び技術又は技能の向上に関する取組の状況(W10)」が新設

W10の内訳

①技術者に関する評点・・・基準日前1年間における当該建設業者に所属する建設技術者のCPD取得状況

②技能者に関する評点・・・基準日前3年間における能力評価基準で1以上レベルアップした建設技能者の雇用状況

CPDとは?


W10の評点のひとつとなっているCPDとはどのようなものでしょうか。

CPDとは・・・CPD技術者の継続教育(Continuing Professional Development)制度

教育プログラムや講習を共有化し、

受講した技術者などに対して、学習時間をCPD単位として付与するもの

※全国土木施工管理技士会連合会ではCPDSと呼ばれますが同じ目的のものです。

すでに入札参加資格申請において、CPDの単位取得状況を加点対象にしている自治体も増えてきています。

※例 さいたま市では市内事業者に対して取得単位数に応じて最大10点の加点

CPD 実績証明書の国及び都道府県等における活用状況

http://www.jaeic.or.jp/navi_cpd/kcpd/cpd_katsuyoujyoukyou.files/kcpd_katsuyoujokyo_201910.pdf


CPDを実施している団体には以下のようなものがあります。

経審におけるCPD


経審においては、取得した単位数を技術者の人数で除した単位数に応じて、評点が算定される予定です。

※参考 国土交通省資料

CPD-1

CPD-2

CPDの認定プログラムとは?


単位取得ができるプログラムには様々ありますが、身近なものとしては、監理技術者講習があります。

CPDに加盟している団体に登録し、認定された監理技術者講習を受け、申請することで単位として認められます。

監理技術者講習の講習受講はすでに経審においても加点要素となっていますが、

今後はCPDへの登録とセットで受講していく動きとなるかもしれません。

その他にもWEBセミナーや見学会等のプログラムもあります。

登録手続きや費用が自己負担となるプログラムもありますが、経審・入札への加点が望めたり、CPDのプログラムを社内研修等に活用できるといったメリットもあります。

認定プログラムの検索 はこちら

https://jaeic-cpd.jp/cpd_prg_list.php

CPDの取得に関してはまだまだ進んでいないのが現場の実情と思われますが、

来年の改正に向けて、少しでも情報を入手し、導入を検討していく必要がありそうです。

※2021年4月更新 経審改正について詳しく解説しました!

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